(一財)花山宇宙文化財団

2025年度     金曜天文講話

19世紀の偉大な科学者であり、小学校の課題図書にもなっている名著『ロウソクの科学』で知られるように一般への科学普及の面でも先駆者であったファラデーは、毎週金曜の夜、一般市民向けに「金曜講話」と呼ばれる講演会を行っていました。市民への科学普及の先駆けであるこの講演会は好評を博し、かつその参加料収入はファラデーの研究の助けとなりました。
「金曜天文講話」はファラデーの例にならい、金曜日の夜、京大の天文学者が最先端の天文学の研究成果を市民向けにわかりやすく講演し、参加者から頂いた寄附あるいは参加費の一部を京大花山天文台の運営費に活用することを目的としています。
花山天文台へのご支援を兼ね、最新宇宙研究のわくわくする話を聴いて、いっしょにわくわくしませんか?

京都大学 名誉教授 長田哲也
京都大学 名誉教授 柴田一成

開催要領

主催:一般財団法人花山宇宙文化財団
協力:京都大学大学院理学研究科附属天文台、京都大学大学院理学研究科宇宙物理学教室
対象:中学生以上(推奨)、小学生可
日時:(ほぼ隔週)金曜日午後6時半~8時


今年度の予定

オンラインで開催します。

開催地: Web 会議サービス「Zoom」
時間: 18:30-20:00 (18:00過ぎから入室可)
参加費: 1000円(途中参加・退出 OK)
定員: 250 名(先着順)

見逃し配信も予定しています。
参加協力券は、以下のリンク先(Peatix)から購入をお願いします。 2週間程度前から、販売を開始します。
なるべくPeatixからのご購入をお願い致します。 難しい場合は、事務局(info@kwasan.kyoto)まで、メールでお申し込みください。

講演者やタイトルは変更になる可能性があります。Webでご確認ください。

前期

5月 9日(金) 太田耕司「せいめい望遠鏡と天文学のフロンティア」参加協力券を購入する
5月23日(金) 早川尚志「歴史文献から見る過去の激甚太陽嵐」
6月 6日(金) 長田哲也「赤外線で天の川銀河の中心のブラックホールや星団をさぐる」
6月20日(金) 野上大作「多波長観測でせまるブラックホールX線連星 2」
7月 4日(金) 田中貴浩「重力波で拓く新しい宇宙像」
7月18日(金) 浅井歩「太陽活動と地球」
8月 1日(金) 杉本茂樹「相対論と量子論(超入門)」
8月22日(金) 柴田一成「花山天文台と太陽系観測のあゆみ --ブライアン・メイ博士の訪問をめぐる歴史秘話--」

後期

10月10日(金) 長田哲也「東アジア最大の京大岡山せいめい望遠鏡、観測開始から6年」
10月24日(金) 野口高明「太陽系小天体から試料を持ち帰る:リターンサンプルの科学」
11月 7日(金) 家森俊彦「地震・火山噴火と宇宙空間のつながり」
11月21日(金) 佐々木貴教「月の起源を解き明かせ!」
12月 5日(金) 川島由依「太陽系の外の惑星「系外惑星」」
12月19日(金) 上田佳宏「X線観測で探る超大質量ブラックホールの謎」
1月 9日(金) 前田啓一「突発天体研究の新展開:爆発する天体の素性を探る」
1月23日(金) 柴田一成「明月記はいかに世界の天文学に影響したか」


過去の情報
2017年度金曜天文講話
2018年度金曜天文講話
2019年度金曜天文講話
2020年度金曜天文講話
2021年度金曜天文講話
2022年度金曜天文講話
2023年度金曜天文講話
2024年度金曜天文講話